カタカナのニと漢数字の二、たまに紛れていることがあります。カタカナ語を普通に変換すればあまりそのようなことは起こらないはずですが、アルミ「二」ウムという誤字も……。
ネタ「二」ヤフ大統領、というトラップのような誤字もありました。
野球の記事では「二ゴロ」の部分に間違いが。「二ゴロ」とは二塁ゴロの略ですが、カタカナの「ニ」が入っています。全てカタカナで変換してしまう間違いは、理解できなくもありません。
しかし、これにもなんと逆パターンが。フナの一種で滋賀県・琵琶湖の固有種「ニゴロブナ」が、漢字が紛れ込んでしまい”二塁ゴロブナ”になっていました。筆者は野球の記事を執筆したことがあったのでしょうか。いずれにせよ何が起こるか分からず、1文字ずつ確かめながら読む必要性を痛感させられます。

正しい見出しは上? それとも下? そもそも違いが分かりますか? 違うのはカタカナの「ト」か漢字の「卜」か。単独で見ると、見抜くのはほとんど不可能ではないでしょうか。この日の担当者はPDFに検索をかけて“間違い”を指摘しました。...

校閲をしていて遭遇しがちなものの一つに「ニゴロ」があります。野球のセカンドゴロを表す「二ゴロ」をすべてカタカナ変換したケース。当コラムではフォントの違いが分かりにくいかもしれませんが、文字列で検索してみてください。カナの「ニ」は、...
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