原稿に「霞が関の中央合同庁舎8号館」とありました。8号館の住所を調べると「東京都千代田区永田町」。中央合同庁舎は8号館まであるようで、1~7号館の住所は全て「霞が関」でした。問い合わせの結果「霞が関の」を「東京都千代田区の」と直すことになりました。
もちろん「霞が関」は中央官庁の代名詞であり、その意味であれば実際の住所とは異なっても「霞が関」と呼んでよいかもしれません。ただし今回は社会部のデスクと相談したところ、所在地だと思われてしまうのを避けるために修正を入れることになりました。
忘れた頃にでてくる「東京都品川区のJR品川駅」。品川駅は品川区ではなく港区にある、というトラップです。地名のミスは即「訂正」につながる“致命的”なもの。しかし、なじみのあるものほど知っているつもりになってしまうのも事実です...