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元産経新聞東京本社校閲部長の時田昌さんに寄稿していただきました。日本新聞協会用語懇談会の委員を長く務められ、毎日新聞の用語担当者もお世話になっていました。フリーになってからも毎日新聞校閲記者のイベントに参加して励ましてくださる優しくすてきな校閲者です。

各媒体の表記基準集の例。A媒体(写真上)では、経験や人材を「いかす」なら「活かす」、生き死にの場合には「生かす」と使い分け、B媒体(写真下)ではどの場合でも「生かす」を原則として使う。校正・校閲者は、用語スイッチの切り替えが必要だ=時田さん提供