直すべきところが1カ所あります。分かりますか?
答えはこちら
「ジュリアーニ氏」の「ニ」が漢字の「二」になっていました。
漢字と酷似した片仮名はいくつかありますが、特に「二」と「ニ」は音が同じなので、無意識に文字変換すると、カタカナのつもりが一部だけ漢字になっていた……なんてことは結構あります。
校閲をしていて遭遇しがちなものの一つに「ニゴロ」があります。野球のセカンドゴロを表す「二ゴロ」をすべてカタカナ変換したケース。当コラムではフォントの違いが分かりにくいかもしれませんが、文字列で検索してみてください。カナの「ニ」は、...
見慣れていると、感覚的に分かるようにも思うのですが、それでも見過ごすことはあります。近くに同じ字があれば比べられるのですが、単独で出てくると……なかなか苦しいかもしれません。
日本テレビのアナウンサー、水卜麻美(みうら・あさみ)さんの「卜」はカタカナの「ト」ではありません。これに対しTBSのアナウンサー、新タ(にった)悦男さんは漢字の「夕」ではなくカ… http://t.co/vR67NPPBdh pic.twitter.com/9Vvm05JaOh
— 毎日新聞 校閲センター (@mainichi_kotoba) September 15, 2014
気づかないくらいの間違いでも、見逃してしまうと、検索でヒットせず、後から利用することができなくなってしまうことにもなります。やはり記事の価値を守ることには変わりがないと言えそうです。