このような実質的な意味が薄れた「言う」はひらがなで書きます。漢字を使うのは、「あえて言う」「言うまでもなく」のように本来の意味で独立的に用いられる場合です。
使い分け
いう
言←(云、謂)〔本動詞。言葉で表す、述べる、発言する〕
あえて言う、言いにくいことを言う、言うまでもなく、彼が言うには
いう〔補助動詞。「言う」の実質的意味が薄れた場合〕
あっという間、嫌というほど、Aという人、大家といえば親も同然、経験がものをいう、これといって、…しようというとき、…というわけだ、とはいえ、名人といわれた彼
(注)「ゆう」とは書かない