読めますか? テーマは〈奥の細道〉です。
目次
二荒山
ふたらさん
(正解率 81%)栃木県日光市。男体山(なんたいさん)とも。空海がこの山の音読みから転じて「日光」の字を当てたという。岩波文庫版で「あらたうと青葉若葉の日の光」の上五(ああ尊い、との意)が「芭蕉自筆奥の細道」(岩波書店)では「あなたふと」。女性の恋歌みたい。
(2009年05月25日)
選択肢と割合
ふたあれざん | 2% |
ふたらさん | 81% |
ふっこうざん | 17% |
高館
たかだち
(正解率 32%)岩手県平泉町。源義経戦死の地とされる古戦場。館は常用漢字表では「カン」の音読みしかなく、改定で訓「やかた」が追加予定。「たち」「たて」は見送られた。芭蕉はここで「奥の細道」の有名句「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」を詠んだ。
(2009年05月26日)
選択肢と割合
たかやかた | 8% |
たかだて | 60% |
たかだち | 32% |
立石寺
りっしゃくじ
(正解率 75%)山形市。「りゅうしゃくじ」とも。通称は山寺。ここで「閑(しずか)さや岩にしみ入(いる)蝉(せみ)の声」の名句が生まれた。近くに山寺芭蕉記念館がある。
(2009年05月27日)
選択肢と割合
りゅうせきじ | 11% |
りっしゃくじ | 75% |
たていしでら | 13% |
象潟
きさかた
(正解率 57%)秋田県にかほ市。芭蕉が訪れた最北の地。「松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし」と芭蕉は記す。「西はむやむやの関」。「うやむや」の語源といわれる。芭蕉は中国の美女・西施(せいし)の面影を合歓(ねむ)の花に見いだし、こう詠んだ。「象潟や雨に西施がねぶの花」
(2009年05月28日)
ぞうがた | 11% |
さきがた | 32% |
きさかた | 57% |
那谷
なた
(正解率 27%)石川県小松市。那谷寺がある。「那智・谷汲の二字をわかち侍(はべり)しとぞ」と「奥の細道」で芭蕉は記し、「石山の石より白し秋の風」の句を添えた。
(2009年05月29日)
選択肢と割合
なたに | 7% |
なや | 66% |
なた | 27% |