読めますか? テーマは〈松本清張〉です。
目次
面貌
めんぼう
顔つきのこと。2009年に生誕100年を迎えた松本清張はインパクトのある顔立ちで知られる作家だ。1955年の短編「面貌」では、顔に可愛げがないため愛されない孤独な武将を描く。貌の字は新常用漢字にボウの音読みで掲げられている。
(2009年12月21日)
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貪る
むさぼ
(正解率 95%)松本清張は小学校卒業後、電機会社に勤める合間に芥川龍之介の短編集を「貪るように読んだ」(「半生の記」)。貪は常用漢字改定でドンの音読みとともに採用されている。
(2009年12月22日)
選択肢と割合
あさ | 4% |
たぎ | 1% |
むさぼ | 95% |
填補
てんぽ
(正解率 82%)不足や欠損を埋め合わせること。今は「補填」という同義語の方が多く用いられる。清張は1951年、小説「西郷札(さいごうさつ)」が直木賞候補になり作家への道に。西郷札は西南戦争で西郷隆盛らの軍が発行した紙幣。西郷軍が敗れて紙くず同然になった。填は新常用漢字。
(2009年12月24日)
選択肢と割合
しんほ | 4% |
しんぽ | 14% |
てんぽ | 82% |
隠蔽
いんぺい
(正解率 91%)隠すこと。松本清張は「日本の黒い霧」などのノンフィクションで、戦後日本の事件の陰に隠蔽された真相を探った。蔽の字は新常用漢字。
(2009年12月25日)
選択肢と割合
いんとん | 4% |
いんび | 5% |
いんぺい | 91% |
神籠石
こうごいし
(正解率 47%)主に九州北部に集中する古代遺跡。松本清張は古代史の論考も多く「遊古疑考」という本に「神籠石は山城か」という章がある。籠は常用漢字改定で「ロウ」「かご」「こ(もる)」の音訓が採用された。
(2009年12月28日)
選択肢と割合
かみかごいし | 15% |
こうごいし | 47% |
しんろうせき | 37% |