読めますか? テーマは〈政治情勢から〉です。
目次
賭す
とす
(正解率 86%)失敗や犠牲を覚悟して物事に当たること。また、投げ出すこと。鳩山由紀夫前首相は普天間問題などで「職を賭す」と発言していた。辞任したことで、その意味では筋を通した。賭は「ト」「か(ける)」の音訓で改定常用漢字に選ばれた。
(2010年06月14日)
選択肢と割合
かす | 11% |
とす | 86% |
しゃす | 3% |
傲岸不遜
ごうがんふそん
(正解率 68%)おごり高ぶり、へりくだらないこと。小沢一郎さんのイメージとされるが、対極的な印象の鳩山さんが民主党幹事長をやめさせた。傲も遜も改定常用漢字表に入った。なお、傲の字は「模倣」の倣に似ている。ある大学の入試でも、正解となるべき選択肢の中で「倣岸」という誤植があった。
(2010年06月15日)
選択肢と割合
ごうがんふそん | 68% |
ほうがんふそん | 27% |
ごうまんふてい | 5% |
払拭
ふっしょく
(正解率 97%)ぬぐい去ること。菅直人首相の人事は「小沢色の払拭」とされる。拭は「ショク」「ふ(く)」「ぬぐ(う)」の音訓で改定常用漢字に入った。拭にはシキという音読みもあり、払拭には「ふっしき」という読みもあるが、シキは改定常用漢字表に採用されなかった。
(2010年06月16日)
選択肢と割合
ふってい | 1% |
ぶっしき | 2% |
ふっしょく | 97% |
苛々する
いらいら
(正解率 96%)菅直人首相は短気な性格から「イラ菅」と呼ばれる。もっとも最近は四国遍路のおかげか、人間が円くなったとも言われる。苛の字は改定常用漢字に入ったが、「カ」の音読みだけであり、「いら」は不採用。余談だが、「いらいらする」を「いらっとする」と言うのが広がっている。
(2010年06月17日)
選択肢と割合
かか | 2% |
いらいら | 96% |
いじいじ | 2% |
私怨
しえん
(正解率 61%)個人的なうらみのこと。「美人すぎる市議」藤川優里・青森県八戸市議を自民党の大島理森幹事長が参院選に擁立しようとして失敗した。その背景には、藤川氏の父親が秘書をしていた衆院議員が大島氏のライバルだったことが関係しているという。「私怨がくすぶる中では破談覚悟だった」とは関係者の解説だ。怨は「エン」「オン」の音読みで改定常用漢字に採用された。
(2010年06月18日)
選択肢と割合
しえん | 61% |
しおん | 37% |
しふん | 2% |