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目次
艶書
えんしょ
(正解率 49%)ラブレターのこと。同じ意味の「付け文」「懸想文(けそうぶみ)」とともに時代小説などで出てくる。山本周五郎に「艶書」という小説がある(新潮文庫)。艶は「エン」「つや」の音訓で常用漢字表に入った。
(2011年02月14日)
選択肢と割合
あでがき | 13% |
えんしょ | 49% |
つやがき | 38% |
恋は思案の「外」
ほか
(正解率 70%)恋は理屈では解釈できないという意味の慣用句。「外=ほか」の訓読みは常用漢字表にあり、「その外」の用例が掲げられる。しかし2010年11月の改定で「他」にも「ほか」の読みが加わった。新しい常用漢字表では「その外」はそのままで、「他」の用例は「○○の他」。使い分けは難しいが、新聞では「外」は「思いの外」「殊の外」「もっての外」など「想定外」「許容範囲外」というニュアンスの言葉に使い、単に「それ以外」の意味では「他」を用いる。
(2011年02月15日)
選択肢と割合
げ | 6% |
そと | 24% |
ほか | 70% |
漁色
ぎょしょく
(正解率 36%)手当たり次第に女性を追い求め情事にふけること。「漁=リョウ」の音読みは日本で「猟」の音を転用した慣用音とされる。そのせいか漢和辞典では「漁」で始まる熟語はほとんど「ギョ」の音である。
(2011年02月16日)
選択肢と割合
ぎょしき | 13% |
ぎょしょく | 36% |
りょうしょく | 51% |
恋の「柵」
しがらみ
(正解率 61%)恋の邪魔をするもの。しがらみは水流をせき止めるために木などで作ったもの。また、引き留め、まとわり付くことの比喩。柵は昨年の常用漢字改定で「サク」の音読みのみ採用、「しがらみ」は不採用だった。
(2011年02月17日)
選択肢と割合
しがらみ | 61% |
たな | 6% |
とりこ | 32% |
男女川
みなのがわ
(正解率 44%)茨城県・筑波山を水源にする川。「水無川」などの表記もあるが、筑波山は男体山、女体山の2峰からなることから「男女川」の字があてられる。百人一首にも選ばれている陽成院の「つくばねの峰より落つるみなの川恋ぞ積もりて淵となりける」が有名な歌枕の地。戦前の横綱・男女ノ川(茨城県出身)のしこ名はこれに由来する。
(2011年02月18日)
選択肢と割合
おとめがわ | 20% |
なめがわ | 35% |
みなのがわ | 44% |