読めますか? テーマは〈墓参り〉です。
目次
彼岸の中日
答え
ひがんのちゅうにち
(正解率 85%)彼岸7日間の真ん中の日。春は春分の日で、今年は3月20日。昼と夜の長さが同じになるなどといわれるが、実際には昼の方が長い。なお大相撲の中日は「なかび」と読む。
(2012年03月19日)
選択肢と回答割合
ひがんのちゅうじつ | 8% |
ひがんのちゅうにち | 85% |
ひがんのなかび | 8% |
供花
答え
くげ
(正解率 51%)「きょうか」とも読み、「供華」とも書く。仏や死者に花を手向けること。供、花の音読みのうちキョウ、カは漢音、ク、ケは呉音。呉音は仏教関係に多い。
(2012年03月21日)
選択肢と回答割合
くうか | 22% |
くげ | 51% |
ともばな | 27% |
樒
答え
しきみ
(正解率 73%)仏事に使われ、墓場などに植えられる木。「木へんに佛」の字もある。芳香があり線香、抹香の原料になる。実には毒もあり、動物に荒らされるのを防ぐために墓地に植えたといわれる。「樒の花」は春の季語。
(2012年03月22日)
選択肢と回答割合
さかき | 15% |
しきみ | 73% |
しどみ | 12% |
倶会一処
答え
くえいっしょ
(正解率 69%)死後、浄土で一つの所に暮らすという仏教語。死ぬ時は別々でも浄土で再び会えるという意味がこめられている。浄土宗や浄土真宗の墓石に刻まれることが多い。
(2012年03月23日)
選択肢と回答割合
ぐあいいっしょ | 8% |
くえいっしょ | 69% |
くがいいっしょ | 22% |
◇結果とテーマの解説
(2012年03月31日)
この週のテーマは春分の日にちなみ「墓参り」でした。
まず「彼岸の中日」。さすがに正解率は高かったですね。でも身近に間違えている人はいませんか。出題者の家人は「ちゅうじつ」と読んでいました。
「供花」。普通「きょうか」と読むと思うのですが、それ以外の読みを問うた意地悪問題です。この週で一番正解率が低い結果になりました。
「樒」。難読と思われた割には正解率は高めでした。意外に有名なのか、単に消去法の結果なのかはわかりかねます。
「倶会一処」。「会」の読みで若干ばらけました。この言葉を知らなくても彼岸会、法会などとの連想が働けば正解できたかもしれません。ちなみに、堀田善衛の原爆がテーマの小説「審判」にはこの言葉が印象的な形で使われています。広島の墓の多くに「倶会一処」と刻まれているとあり、「クエイッショ」という片仮名が呪文のように繰り返されます。
では、また漢字の世界でともに会いましょう。