佐賀県「神崎市」は頻出の変換ミスで、正しくは「神埼市(かんざきし)」。埼玉県の「埼」の字と同じです。「崎」は地名や人名で非常によく見かける一方で、「埼」は見落とされがちです。
佐賀県の地名では「三養基町」も以前見かけましたが、正しくは「みやき町」。上峰町、基山町、みやき町からなる「三養基(みやき)郡」とごっちゃになったのかもしれません。
和歌山県のニュースでは「日ノ御碕」をたびたび見かけますが、紀伊半島最西端の岬は「日ノ御埼」(埼玉の埼)で、島根半島西端の岬は「日御碕」(石に奇)。読みはどちらも「ひのみさき」で、日本語入力システムによっては「日ノ御碕」というややこしいハイブリッドが変換候補に出てくるので要注意です。海洋冒険家の堀江謙一さんが2022年6月に「世界最高齢での単独無寄港太平洋横断」を果たした際、ゴールに定められた場所は日ノ御埼沖でした。
「兵庫県南東部からは、大阪府伊丹市の関西国際空港と神戸市の神戸空港へのアクセスが良い。ポートライナーで三ノ宮駅から神戸空港に向かうと、計算速度世界一のスパコンにちなむ『京コンピュータ駅』があり……」。地元でなければ「距離感...
忘れた頃にでてくる「東京都品川区のJR品川駅」。品川駅は品川区ではなく港区にある、というトラップです。地名のミスは即「訂正」につながる“致命的”なもの。しかし、なじみのあるものほど知っているつもりになってしまうのも事実です...
「石川県羽咋市」が「羽昨市」となっていることがあります。「羽咋」の読みは「はくい」。被災地の復旧が進むことを願いながら直しました。逆に「昨年」が「咋年」となっていることがごくまれにあり、気が抜けない字です。
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