「打者顔負けの打撃」を披露した広島の床田投手。意味は分かるのですが、投手もバッターボックスに立てば打者なので、「野手顔負け」の方が自然でしょうか。
「顔負け」は「すぐれた力量や自信たっぷりの態度に圧倒されて、たじろぐこと」(明鏡国語辞典)。「プロ顔負け」「大人顔負け」などと使います。
国民的スポーツの野球は記事の出稿が多いうえ、特有のことばネタも豊富で、過去にもたくさん取り上げてきました。ルールが複雑で完璧に把握しておくのは難しく、時には規則などを再確認しつつ、誤りや矛盾点がないかチェックしています。
プロ野球は阪神が18年ぶりのセ・リーグ優勝。ポストシーズンの話題も気になるところですが、阪神が前回優勝した2005年にパ・リーグで行われたのは「クライマックスシリーズ」ではなく「プレーオフ」です。
...
高校野球好きとしては気持ちの分かるうっかりミス。兄弟校の智弁和歌山が頭にあったのでしょう。どちらも強豪校で2021年には夏の甲子園決勝で対戦しました(智弁和歌山が勝利)が、今大会3回戦まで勝ち残っているのは奈良・智弁学園です。
...
世界一を奪還したWBCが終わり、プロ野球が開幕。阪神では岡田彰布監督が15年ぶりに復帰しました。岡田監督といえば前回の監督時代、試合終盤に抜群の安定感を誇った「JFK」を抜てきしましたが、原稿にあった「『JFK』と呼ばれた強力な中...
野球に特有の誤植はいくつかありますが、「変速投げ」もその一つ。正しくは「変則投げ(変則投法)」で、サブマリンやトルネードなど特殊な投球フォームの総称です。11日に亡くなった村田兆治さんは、足を高く上げる「マサカリ投法」で活躍しまし...