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目次
頓服
とんぷく
(正解率 98%)発症時に、薬を毎食後など何度かに分けるのでなく一回で飲むこと。また、その薬。国立国語研究所が2008年、誤解されやすい語として挙げた。頓はこの場合「一度」という意味だが、一般にはなじみのない字とされた。しかしその後、新常用漢字になった。
(2008年12月15日)
選択肢と割合
とんぷく | 98% |
かいふく | 1% |
がんふく | 1% |
重篤
じゅうとく
(正解率 85%)病状が非常に重いこと。国立国語研究所が、患者がわかりにくく言い換えるべき語として挙げた例の一つ。類語に「重症」「重体」「危篤」などがあるが、それらとの使い分けもあいまいで分かりにくいとされた。篤は常用漢字表にあるが、音読み「とく」はあっても「あつ(い)」はない。
(2008年12月16日)
選択肢と割合
じゅうあつ | 7% |
ちょうあつ | 9% |
じゅうとく | 85% |
中皮腫
ちゅうひしゅ
(正解率 95%)胸や腹部の臓器を覆う膜に発生する腫瘍(しゅよう)。石綿(アスベスト)吸入などが原因で起こる。腫、瘍は新常用漢字。腫瘍には、転移しない良性のものと、「がん」ともいわれる悪性腫瘍がある。国立国語研究所は「腫瘍はがんと同じもの」などの誤解がある語として丁寧な説明を病院に求めている。
(2008年12月17日)
選択肢と割合
なかひしゅ | 2% |
ちゅうひしゅ | 95% |
ちゅうひじゅう | 2% |
寛解
かんかい
(正解率 47%)症状が落ち着いて安定した状態のこと。国立国語研究所が、患者がわかりにくく言い換えるべき語として挙げた例の一つ。再発する可能性もあるので、「治癒」とは異なる。
(2008年12月18日)
選択肢と割合
かんかい | 47% |
かんげ | 45% |
かっかい | 8% |
増悪
ぞうあく
(正解率 21%)もともと悪かった病状がもっと悪くなること。憎悪との連想で「ぞうお」と読まれたり、「憎悪」と誤記したりするケースが多い。国立国語研究所は日常語で言い換えたいとしている。
(2008年12月19日)
選択肢と割合
ぞうあく | 21% |
ぞうお | 77% |
ますお | 2% |