 読めますか? テーマは〈新常用漢字から2〉です。
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目次
鬱勃
うつぼつ
(正解率 56%)意気が盛んにわき起こること。鬱も勃も新常用漢字入り。鬱は病名などで知られるが、この字は木々が茂るさまも表し、他に「鬱蒼(うっそう)」の例がある。勃は盛んに起こることで他の熟語に「勃興」など。鬱は総画数29。正式採用時には常用漢字中最多となる。手で書くには鬱陶しい。
(2009年04月06日)
選択肢と割合
| うつぼつ | 56% | 
| うっとう | 17% | 
| うっそう | 27% | 
遡及
そきゅう
(正解率 93%)過去までさかのぼって影響を及ぼすこと。遡はさかのぼる意味。「サケの遡上(そじょう)」などで知られる。殺人などの刑事罰が消滅する「公訴時効」を見直す法務省の勉強会で、「遡及適用」の検討が始まった。これは、法改正前の事件までさかのぼって時効を廃止・延長することが可能かどうか検討するという意味。
(2009年04月07日)
選択肢と割合
| ぎゃっきゅう | 1% | 
| そきゅう | 93% | 
| そうきゅう | 6% | 
語彙
ごい
(正解率 89%)彙は「集める」ことで、ハリネズミという意味もある。新常用漢字に入った。用いる語が多いことを「語彙が豊富」という。聞いたことがあっても、手で書きにくい字といえる。
(2009年04月08日)
選択肢と割合
| ごかん | 4% | 
| ごしゅう | 7% | 
| ごい | 89% | 
訃報
ふほう
(正解率 98%)死亡の知らせのこと。訃が新常用漢字の一つ。訃は「赴」と同系の字で、「赴任」「赴く」で常用される「赴」にも漢和辞典によると「人の死を知らせる」意がある。約3000人の高校3年生を対象にした2004年のNHK調査では、「訃報」を正しく読めた率は12.8%だった。ちなみに現在の常用漢字の「急逝(きゅうせい)」は14.4%。若い人にはなじみのない言葉かもしれない。
(2009年04月09日)
選択肢と割合
| とうほう | 1% | 
| ふほう | 98% | 
| せいほう | 0% | 
昧爽
まいそう
(正解率 75%)夜明けのこと。昧も爽も新常用漢字入り。昧は暗いという意味で、曖昧(あいまい)、無知蒙昧(むちもうまい)などの語を形成。爽は颯爽(さっそう)、爽快(そうかい)で知られる。「さわ(やか)」という訓読みも採用された。
(2009年04月10日)
選択肢と割合
| まいさつ | 7% | 
| みそう | 18% | 
| まいそう | 75% | 

 
		 
									 
									 
									