読めますか? テーマは〈太宰治〉です。
目次
溺死
できし
おぼれ死ぬこと。太宰治は1948年6月13日、東京・三鷹の玉川上水で女性と入水し、誕生日に当たる同月19日に溺死体で発見された。ただし女性が太宰の首を絞めたうえで飛び込んだという説もある。新常用漢字に「デキ」「おぼ(れる)」の音訓で「溺」が入った。
(2009年06月15日)
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富嶽
ふがく
富士山のこと。「富士には月見草がよく似合う」という一節があまりにも有名なのが太宰治中期の短編「富嶽百景」。この「嶽」は「岳」の旧字体だ。新字体に統一するなら「富岳百景」の表記になるが、それを採用している本は少ない。固有名詞では旧字体・新字体の意識なく使い分けられている。
(2009年06月16日)
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如是我聞
にょぜがもん
お経の書き出しにある言葉で、「私はこのようにお釈迦(しゃか)様の話を聞きました」との意。太宰はこの言葉を、志賀直哉を「アマチュア」などとさんざんこき下ろした文章のタイトルに用いている。
(2009年06月17日)
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含羞旋風
がんしゅうせんぷう
「斜陽」中、ビーナスが全裸姿を見られた時の恥ずかしさを太宰治はこの造語で表した。恥の感覚が「旋風」と結びつくところはいかにも太宰らしい。「太宰治の四字熟語辞典」(円満字二郎著、三省堂)によると、彼はオリジナルの四字熟語をよく作るという。「羞」は新常用漢字に入った。
(2009年06月18日)
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桜桃忌
おうとうき
サクランボのこと。6月19日は太宰治の作品「桜桃」に由来する桜桃忌。墓のある東京・三鷹の禅林寺には例年多くの参拝者が訪れる。禅林寺には森鷗外の墓もある。直接関連はないが、太宰は森鷗外を敬愛していたという。
(2009年06月19日)
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