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目次
下顎骨
かがくこつ
(正解率 56%)下あごを形成する骨。顎の字は「ガク」「あご」の音訓とも常用漢字に加わった。NHKの高校3年生対象の調査では「下顎骨を折る重傷」の正読率は6.4%。2009年11月、兵庫県篠山(ささやま)市で、恐竜トリケラトプスの祖先といわれる角竜類の上顎骨の化石が見つかった。
(2009年12月14日)
選択肢と割合
| げがいこつ | 13% |
| かがいこつ | 31% |
| かがくこつ | 56% |
痩身
そうしん
(正解率 91%)やせた身体。痩の字は新常用漢字に「ソウ」「や(せる)」の音訓で掲げられた。NHKの高校3年生対象の調査では、「痩身で品のよい老紳士」を正しく読めたのは9.2%だった。一方、「体が痩せて、力が出ない」は99.1%。音訓の認識度の差がくっきりと表れた。
(2009年12月15日)
選択肢と割合
| やせみ | 5% |
| そうしん | 91% |
| こんしん | 4% |
咽喉
いんこう
(正解率 97%)咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)、要するにのどのこと。口の中から食道の入り口までを咽頭、その下の気管に入る部分を喉頭という。NHKの高校3年生対象の調査では、「耳鼻咽喉科の医師」を正しく読めたのは31.6%だった。
(2009年12月16日)
選択肢と割合
| いんこう | 97% |
| えんこう | 2% |
| こうこう | 2% |
亀手
きしゅ
(正解率 50%)「きんしゅ」とも。あかぎれができ、亀甲(きっこう)模様のようになった手のこと。冬は手にひび・あかぎれができる季節だったが、近年はひび・あかぎれという言葉も死語に近い。「不亀手の薬」は「荘子」に出てくるあかぎれを防ぐ薬のこと。亀の字は「キ」「かめ」の音訓で常用漢字に追加された。
(2009年12月17日)
選択肢と割合
| かめで | 32% |
| きっしゅ | 18% |
| きしゅ | 50% |
眉根
まゆね
(正解率 49%)まゆげの、額の中心に近い方の端。眉は「ビ」「ミ」「まゆ」の音訓で常用漢字に追加された。「眉根を寄せる」は不愉快そうな様子を示す。「眉根かく」(「まよね」とも)は俗信からの言葉で、眉がかゆくなってかくのは恋しい人に会える前兆という。
(2009年12月18日)
選択肢と割合
| まゆね | 49% |
| しこん | 9% |
| びこん | 42% |
