「一つのミスを防ぐために99の石橋をたたくような調査をできるかどうかが分かれ目」。「拝見! 新聞校閲のプロのワザ」と題した、「通訳・翻訳ジャーナル」(2019年秋号、イカロス出版)の記事の取材に答えた林弦記者は校閲者の適性について説明しました。
必要なのは「細部にこだわり続けられる忍耐力」と「報われなくてもへこたれないこと」。
そして「おかしいところをすべて正すのが校閲の役目」であり、大事なのは「人も自分も信用せず、時間の許される限り注意深く読むこと」と述べています。
記事では、そんな心構えのほか、実際の原稿を例に何をどうチェックしていくか、一つ一つのプロセスも紹介しています。