読めますか? テーマは〈政治の慣用句〉です。
目次
「鼎の軽重」を問う
かなえのけいちょう
(正解率 89%)統治者を軽んじ、地位を奪おうとすること。また、権力者の実力を疑うこと。鼎とは古代中国の器で、王位の象徴。天下を取る野心がある者が鼎の重さを尋ねたという故事に由来する。
(2010年09月06日)
選択肢と割合
けんのけいじゅう | 4% |
ていのけいじゅう | 7% |
かなえのけいちょう | 89% |
乃公いでずんば
だいこう
(正解率 56%)「おれが出ずに他の者に何ができるか」との意味。なお広辞苑では「おれ」は「己」を見出し語に掲げ「『俺』『乃公』とも書く」と解説文で加える。第2表記の扱いの「俺」だが、改定常用漢字に選ばれた。
(2010年09月07日)
選択肢と割合
のこう | 15% |
ないし | 28% |
だいこう | 56% |
逐鹿
ちくろく
(正解率 59%)「中原(ちゅうげん)に鹿を逐(お)う」と同義。政権を争うこと。鹿とは帝位を指す。逐の字はチクの音読みが現行常用漢字表にある。鹿は「しか」「か」の訓のみ改定常用漢字に採用された。
(2010年09月08日)
選択肢と割合
すいろく | 31% |
ちくろく | 59% |
とじか | 10% |
政治を「私」する
わたくし
(正解率 44%)「私する」は公のものを自分のもののように扱うこと。2004年の民主党政権公約(マニフェスト)では「政治を私する」ゆがんだ現状と決別しなければ、という文脈で記されていた。ちなみに、現行常用漢字表では「私」に「シ」「わたくし」の音訓はあっても「わたし」の読みはない。改定常用漢字には入った。
(2010年09月09日)
選択肢と割合
わたし | 1% |
わたくし | 44% |
し | 55% |
鼓腹撃壌
こふくげきじょう
(正解率 93%)人民が生活を楽しむ平穏無事な毎日の形容。理想の政治とされる。昔、中国の皇帝、尭がお忍びで市中を視察したとき、老人が腹つづみを打ち、地面をたたいて満足そうに歌っていたことから。
(2010年09月10日)
選択肢と割合
とうふくげきじょう | 5% |
こふくげきじょう | 93% |
だふくげきじょう | 3% |