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目次
合従連衡
がっしょうれんこう
(正解率 57%)その時の利害によって結びついたり離れたりすること。「政党の合従連衡」などと使われる。中国の戦国時代、小国が力を合わせ強大な国に対抗しようとした合従策と、これに対抗し強い国が弱い国とそれぞれ同盟した連衡策に基づく。従は縦を、衡は横を表す。
(2012年12月03日)
選択肢と回答割合
| がっしょうれんこう | 57% | 
| がっしょうれんしょう | 8% | 
| ごうじゅうれんこう | 35% | 
有為転変
ういてんぺん
(正解率 88%)この世の物事は移り変わりが激しいという仏教の言葉。有為は「ゆうい」と読むと、才能があり将来有望なことを表す。衆院選はきょう公示。移り変わりが激しい政界だが、選挙で有為の人を見極めたい。
(2012年12月04日)
選択肢と回答割合
| ういてんぺん | 88% | 
| ゆいてんぺん | 6% | 
| ゆういてんぺん | 6% | 
団栗
どんぐり
(正解率 80%)ブナ科のクヌギ、カシなどの実の総称。小政党の乱立状況は「どんぐりの背比べ」とたとえられることがある。団は丸いことを表す字だが「団栗」は当て字。一説に子供が回して遊んだことからコマの古名「つむぐり」が変化したといわれる。有権者は振り回されることがないようにしたい。
(2012年12月05日)
選択肢と回答割合
| かちぐり | 16% | 
| どんぐり | 80% | 
| りす | 5% | 
与する
くみする
(正解率 88%)味方すること。「組する」とも書くが、広辞苑など認めない辞書も多い。毎日新聞では「くみする」と仮名書きにしている。橋下徹氏は石原慎太郎氏の新党と合流する前「『小異を捨てて大同につく』というフレーズには、なかなかくみすることができない」と否定的な考えを述べていたという。
(2012年12月06日)
選択肢と回答割合
| くみする | 88% | 
| ごする | 1% | 
| よする | 10% | 
泡沫
うたかた
(正解率 46%)「ほうまつ」とも読む。泡のことで、すぐ消えるものの例えに用いる。今年が成立から800年の「方丈記」で「よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」と記される。今回の選挙の泡沫候補や泡沫政党を見るようだ。
(2012年12月07日)
選択肢と回答割合
| あぶく | 32% | 
| うたかた | 46% | 
| ひまつ | 22% | 
◇結果とテーマの解説
(2012年12月16日)

最も正解率の低かったのは「泡沫」。「ほうまつ」の読みではやさしすぎるかと思い「うたかた」にしてみました。しかし「ひまつ」という選択肢に22%の「支持率」があったところから推測すると「ほうまつ」を正解にしても間違える人は多かったかもしれません。一般の人はこの時期「飛沫(ひまつ)」の方をよく見聞きするでしょうし。ちなみに「あぶく」は常用漢字表にはありませんが「泡」だけでそう読みます。

 
		 
									 
									 
									