「浸食」は、水がしみ込んで損なう場合で、「河川の浸食」「浸食作用」などの場合に使います。「侵食」は「領土を侵食」など「おかし食い込む」ことを指します。伊藤潤二さんのホラー漫画「うずまき」なら「侵食」がぴったり。
ただし近年の辞書などでは、「侵食谷（こく）」のように、流水などが地表面を掘り削る意味で「侵食」を使う例もあります。
使い分け
侵食〔おかし食いこむ〕領土を侵食
浸食〔水がしみ込んで損なう〕河川の浸食、浸食作用
（注）理科系教科書、学術用語は「侵食」で統一していることもある
水などの作用で土地が削られる「シンショク」は「浸食」か「侵食」か。1980年代半ば以降、教科書は「侵食」になっていますが、今のところ辞書では「浸食」が優勢で、新聞も「浸食」なのです。...
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