伺ったのは「マジ卍」についてでした。
「マジ卍」4分の1が「使い方は分かる」
話題の「マジ卍」。使いますか? |
使い方は分かるし、使う 3.2% |
使い方はよく分からないが、使う 5.4% |
使い方は分かるが、使わない 21.6% |
使い方はよく分からないし、使わない 69.9% |
毎日新聞ニュースサイトのネットウオッチ(→こちらの記事)では「謎」とまで言われていた「マジ卍」ですが、アンケートに答えた人の24.8%、およそ4分の1が「使い方は分かる」としています。一方で「使わない」とした人が9割超というのは、回答した方は大人が多いということでしょうか。
興味深いのは、使い方が分かっていて使うという人よりも、使い方はよく分からないが使う、とした人の方が多い点です。それでは用法が定まらないのも無理もないかもしれません。
ちなみに「卍」は記号ではなく漢字です。音は「マン」「バン」、訓が「まんじ」。漢和辞典では部首「十」で総画は6画とされています。直線を一本ずつ書いていくのが正しい書き方ということになるのでしょうけれど、本欄の筆者にはその書き順もだいぶ謎めいて見えます。
(2018年02月11日)
質問に際して
三省堂の辞書の編集委員らによる「今年の新語2017」では選に漏れた「卍」。本紙の「ネットウオッチ」によると、編集委員の一人は「意味がはっきりせず辞書に載せようがない。私たちが『卍』になった」と話したそうです。同社の辞書編集に携わる飯間浩明さんの「副詞『マジ』を強める役割がある」という見解は、語呂からいってもしっくりきますが、使用の実態はどうなのでしょうか。
(2018年01月22日)