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昨年9月にオンラインイベント「ことば茶話」に出演してくださった岩波書店の平木靖成さんのご寄稿です。「ことば茶話」を視聴した方からの感想に、平木さんの「校正の際には経験を総動員する」という発言に言及されたものが見られたので、そのことに関して少し掘り下げて書いてくださいました。

スマートフォンのアプリ「色のシミュレータ」で撮影した日本酒「残草蓬萊」のボトル。純米吟醸(中央)が赤、純米酒(左)が緑のラベルになっており、文字でも明記されている。しかし、多数派色覚(上の画像)には色の区別がしやすくても、少数派色覚のシミュレーション画像(下)では色の区別がつかない=平木さん提供。「色のシミュレータ」はあくまで色の区別についてのシミュレーションアプリで、少数派色覚の見え方そのままというわけではありません
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