しばしば間違えやすいとして挙げられる「ぜったいぜつめい」は「絶対絶命」ではなく「絶体絶命」。この「絶体」と「絶命」は、どちらも九星術という古くからの占いにおける凶星の名だそうですが、「絶体」を用いる語は辞書を探してもほかに見つかりません。
圧倒的に多く使われる身近な語の「絶対」になりやすいのは自然なことともいえますが、「ぜったい」「ぜつめい」と分けて漢字変換すると誤りやすくなります。一気に変換するのがおすすめです。
「アカペラ男性合唱団」「イランの最高指導者ハメネイ氏」「裁判所は懸命な判断を」……これらには一見、意味が通じてしまいそうな同音異義語の間違いがあります。あるべき表現を意識していないと気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。...