読めますか? テーマは〈種田山頭火〉です。
目次
行乞流転
答え
ぎょうこつるてん
(正解率 65%)行乞とは僧侶が家々の前で食を求めながら修行すること。自由律の俳人、種田山頭火は「大正十五年四月、解くすべもない惑ひを背負うて、行乞流転の旅に出た」。その前書きに続くのが「分け入つても分け入つても青い山」という代表句。乞は「こ(う)」の訓読みで改定常用漢字に選ばれた。
(2010年10月12日)
選択肢と割合
ゆきごいるてん | 11% |
こうこつるてん | 24% |
ぎょうこつるてん | 65% |
乃至
答え
ないし
(正解率 71%)「または」と同じ意味。山頭火の日記「行乞記」で1930年10月11日、「脳溢血(いっけつ)乃至心臓麻痺(まひ)」での「コロリ往生」のありがたさが語られる。くしくもちょうど10年後の同日、その通りに急死した。
(2010年10月13日)
選択肢と割合
ないし | 71% |
のし | 21% |
のうし | 7% |
面妖
答え
めんよう
(正解率 85%)「奇妙」と同じ意味。「名誉」の転という。山頭火の1930年10月11日の日記は、アメリカの「ドーミグラス」という謎の町の夢を見たことを記し「はて面妖な」と結ぶ。妖は「ヨウ」「あや(しい)」の音訓で改定常用漢字に採用。
(2010年10月14日)
選択肢と割合
めんよう | 85% |
めんそう | 4% |
おもざし | 11% |
自嘲
答え
じちょう
(正解率 99%)自分をあざけること。「自嘲」と前書きのある句「うしろすがたのしぐれてゆくか」は山頭火の代表句。山頭火はさらに記す。「熊本に落ちつくべく努めたけれど、どうしても落ちつけなかつた。またもや旅から旅へ旅しつづけるばかりである」。嘲は「チョウ」「あざけ(る)」の音訓で改定常用漢字に選ばれた。
(2010年10月15日)
選択肢と割合
じき | 0% |
じちょう | 99% |
じろう | 0% |