
最近よく目にする「チャッピー」について伺いました。
目次
分かる人が9割近くに
| 最近よく話題になる「チャッピー」。何を指すか分かりますか? |
| 分かる 52.4% |
| 分かるが、説明がある方がよい 34.5% |
| 分からない 13.1% |
今回取り上げた「チャッピー」は生成AI(人工知能)「ChatGPT(チャットジーピーティー)」のことを指します。「分かる」を選んだ人は半数を超え、「説明がある方がよい」と一定の留保をした人も合わせると9割近くになりました。
若者言葉から広がり
2026年版の「現代用語の基礎知識」には若者言葉として「チャッピー ChatGPTの愛称」という記載があります。同書のコラムには「ChatGPTは学生間にかなり浸透したらしく、チャッピーという愛称で呼ばれている」とあります。出題者も若手の校閲部員が「チャッピー」と呼んでいるのを聞いて「おおっ」と思った覚えがあります。
新聞でもChatGPTが紙面に現れる機会が増えました。新聞では「チャットGPT」と表記されることが多いのですが、「チャッピー」もちらほら現れるようになりました。東京本社版(地域面除く)では25年11月の「現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」にノミネートされたという記事が初出で、ほか以後7件の記事で使われています。
最近は特に断りを入れなくとも、初出に「チャットGPT」があれば、以後は「チャッピー」でも分かるだろうとしたケースもあります。シニア世代による川柳の投稿欄でも「チャッピー」が出てくるようになり、若者言葉を超えて浸透が進んでいると感じます。

当面は説明も必要か
アンケートの結果は「説明がある方がよい」とした人も含めると、「分かる」人が9割近くになりました。ただ一方で、「分からない」人が1割あるなら、それを無視するわけにもいかないのが新聞のようなメディアです。
語の形としても、略語であるなら「コンビニエンスストア」をコンビニと縮めるような語頭を取る形、または「ハリー・ポッター」を「ハリポタ」とするような2語の頭をつなげる形が自然なものですが、「チャッピー」はそうした省略形とは異なります。音の響きとして耳なじみの良い形が選ばれたものと推測しますが、素直な省略形ではないだけに、まだ扱いには留保が必要と考えられます。
3分の1程度の人が「説明がある方がよい」を選んだことも踏まえると、当面は「チャットGPT(通称・チャッピー)」のような説明を付けることが望ましいでしょう。
(2026年07月13日)
日本では生成AI「チャットGPT(ジーピーティー)」の呼び方として「チャッピー」が使われています。2025年の「『現代用語の基礎知識』選 T&D保険グループ新語・流行語大賞」にもノミネートされた言葉ですが、多くの人に理解できるものと言えるでしょうか。
日本語では、特にカタカナ語はよく省略形が作られます。エアコンディショナーはエアコンに、コンビニエンスストアはコンビニになり、スマートフォンはスマホと呼ばれるという具合です。ただし通常は、連語であればそれぞれの初めの音を取るか、前の語を途中で切って使うことが多いようです。
「チャッピー」の場合はいずれにも当てはまらず、冒頭の音と、後半の途中の音を組み合わせた形になっています。単純に省略したというよりは、元の語の音を生かしてペットのような愛称としたものでしょう。最近は新聞でも記事などに登場する機会が出てきており、どの程度通用する呼び方なのかが気になっています。いかがでしょうか。
(2026年06月29日)
