マニアックな問題です。この画像の文章は広島県のご当地お好み焼きについて書かれた作成中の記事の一部です。間違いがありますが、どこでしょう。
毎日小学生新聞で「ご当地パラダイス」という連載が始まりました。毎月第1木曜日掲載で、第1回の4月4日は「お好み焼きデザインのマンホール」がテーマでした。
広島のお好み焼きもさまざま
さて、その中からとてもマニアックな問題です。さきほどの画像と一緒ですが、この中の間違いは何でしょう。
正解は振り仮名の間違いです。
三次唐麺焼の「唐」の読みは「とう」ではなく「から」です。
私は広島出身者として「ご当地お好み焼き食べ歩き」を時々進めているので、調べなくてもすぐ分かりました。もっとも記憶に頼るのは失敗のもとなのでちゃんと調べましたが。
また、これは間違いとはいえず表記の選択にすぎませんが、「日本酒作り」の「作り」は醸造という言葉があるので「造り」に、「たけはら焼き」はマンホールの画像などに合わせ「たけはら焼(やき)」に直しました。
三次市の変換ミスにもご注意あれ
三次唐麺焼のホームページによると
三次市が本社で地域に根付く、毛利醸造社の一般販売されていないお好み焼き用「カープソース辛口」と、三次市で古くから創業されている江草製麺の「唐麺」を組み合わせた、三次産の素材がメインの広島風お好み焼が【三次唐麺焼(みよしからめんやき)】!!
とのことです。辛いもの好き、お好み焼き好きは外せませんね。広島駅から芸備線に乗って県北の三次市まで食べに行きました。
うーむ、写真では普通の広島風お好み焼きにしか見えませんが、素材の味を失わせるような激辛ではなく、味わいのある辛さでした。
そうそう、校閲として覚えておきたいのは「三次」の漢字表記。今回の原稿では間違えていませんが、油断すると「三好」となってしまいます。
ちなみに、記事に見える「庄原焼き」も、庄原市まで足を延ばして食べてきました。なんと中が「豚キムチチャーハン」。ソースが驚きのゲル状ポン酢。そしてこのネギの多さの仰天3連発!
もう一つ「ちなみに」ですが、庄原市を通る芸備線の一部は廃止が取り沙汰されています。全国の「鉄ちゃん」とお好み焼き好きの皆さん、ぜひ芸備線にも乗って危機を救いましょう。
【岩佐義樹】