「ねぎらう」は「苦労に感謝してやさしくいたわる」(三省堂国語辞典7版)ことですが、目上に対しては使いにくい表現です。この時は、出稿元と言い換えを相談したところ「いたわる」だと選手にふさわしくない感じがするということで、「感謝」を使いました。
「ねぎらう」については、大辞林が「同等以下の人の苦労・尽力などを慰め、感謝する」と説明しており、デジタル大辞泉も「現代では同等または下の人に対して用いる」と付記しているなど、「目上の人に対しては言わない」(岩波国語辞典)ことを明示している辞書もあります。