読めますか? テーマは〈牛〉です。
目次
遅牛も淀
おそうしもよど
(正解率 14%)「遅牛も淀、早牛も淀」と対で用いられる。京都を出た牛は、遅かろうが早かろうが結局は淀に行き着く、つまり結果は同じだから早い遅いは気にしなくてよいということわざ。
(2009年01月05日)
選択肢と割合
おそうしもよど | 14% |
ちぎゅうもよど | 63% |
おくれうしもよど | 22% |
牛頭天王
ごずてんのう
(正解率 78%)もとインドの祇園精舎(ブッダらが修行した僧坊)の守護神。日本神話のスサノオと同一視され疫病よけの神として民衆の信仰を集めた。京都・祇園の八坂神社との関係が深い。牛頭天王をまつる神社は全国にある。
(2009年01月06日)
選択肢と割合
ぎゅうとうてんのう | 13% |
ごとうてんおう | 8% |
ごずてんのう | 78% |
角を「矯」めて牛を殺す
た
(正解率 52%)「角を矯めて牛を殺す」ということわざは、牛の角の曲がり具合が悪いからといじり回した結果、牛を死なせてしまったということから、少しの欠点を直そうとして全体を台無しにする意味。「矯める」は矯正する、つまり直すこと。常用漢字表にもある。
(2009年01月07日)
選択肢と割合
ほ | 19% |
た | 52% |
たわ | 30% |
舐犢の愛
しとくのあい
(正解率 49%)舐(し)は、なめること。犢(とく)は、子牛。舐犢の愛とは、親牛が子牛をなめることから、子を深く可愛がる意。溺愛と同義で、否定的なニュアンスでも使われる。佐藤春夫の「都会の憂鬱」に「舐犢の愛という言葉があるが――それより外に可愛がり方があるのを知らないのだね」と出てくる。
(2009年01月08日)
選択肢と割合
しばいのあい | 7% |
しとくのあい | 49% |
とこうのあい | 44% |
「件」のごとし
くだん
(正解率 82%)件という字は「物の代表としての牛と、牛を引く人からなる」(学研漢和大字典)などと解釈されているが、「字の構成の意味はわからない」(平凡社「常用字解」)と白川静氏もさじを投げている。「くだんのごとし」は、「前記の通り」という意味。「くだん」は顔が人間で体が牛という妖怪の名でも知られる。
(2009年01月09日)
選択肢と割合
かく | 17% |
げん | 1% |
くだん | 82% |