目次
殿上人
てんじょうびと
(正解率 81%)宮殿に上がることを許された人。狭義には、平安京・清涼殿の殿上の間に出入りすることを許された人をいう。同義語に「雲上人(うんじょうびと、くものうえびと)」がある。殿(テン)の音読みは現行常用漢字表にある。
(2010年03月01日)
選択肢と割合
てんじょうびと | 81% |
でんじょうじん | 7% |
とのえびと | 12% |
勾当内侍
こうとうのないし
(正解率 66%)天皇への伝達をつかさどった女官。「太平記」に登場する勾当内侍は後醍醐天皇に仕え、後に新田義貞の妻となった。「勾当」とは「専門に担当する」意味。仙台市の勾当台公園は映画「ゴールデンスランバー」の舞台となった。勾の字は常用漢字改定案に選ばれた。
(2010年03月02日)
選択肢と割合
べっとうないじ | 23% |
むとうだいし | 11% |
こうとうのないし | 66% |
内裏
だいり
(正解率 92%)天皇の御殿のこと。天皇その人も表す。そして天皇をかたどったひな人形が「お内裏様」。「お内裏様=内裏びな」は「天皇、皇后の姿に似せた男女ひとそろいのひな人形」(詳しくはこちらの記事を参照)。内(ダイ)の音読みは常用漢字表に掲げられている。
(2010年03月03日)
選択肢と割合
ないり | 6% |
だいり | 92% |
ないくう | 2% |
采女
うねめ
(正解率 78%)宮中で天皇、皇后の日常の世話をした女官。和語「うねめ」の語源は諸説あるが、采女(さいじょ)という漢語をあてた。采の字には「取る」という意味があり、采女は「民間から選び取った女性」ということから。采は「サイ」の音読みで新常用漢字に採用。固有名詞としては地名(埼玉県三郷市采女など)、人名などに今も残る。
(2010年03月04日)
選択肢と割合
いらつめ | 12% |
うねめ | 78% |
さいにょ | 10% |
主水司
もんどのつかさ
(正解率 91%)「もいとりのつかさ」「しゅすいし」などの読みもある。「もんど」は「もい(水の古語)とり」が転じた。飲料水や氷などを扱う役所や役人のこと。故・藤田まことさんの当たり役・中村主水の名にも使われ、固有名詞としては今も生きる言葉だ。
(2010年03月05日)
選択肢と割合
しゅみずし | 3% |
みのちのかみ | 6% |
もんどのつかさ | 91% |