読めますか? テーマは〈雪〉です。
目次
風花
答え
かざはな
(正解率 83%)「かざばな」とも。晴天にちらつく雪。また、雪が積もった所から風に吹かれて飛んでくる雪のこと。美しい表現として好まれ、季語にも、映画のタイトルにもなっている。「暗い空から、風花が舞い始めていた」(北村薫「雪が降って来ました」)
(2011年02月07日)
選択肢と割合
かざはな | 83% |
かぜばな | 7% |
ふか | 10% |
吹越
答え
ふっこし
(正解率 65%)「ふきごし」とも。積もった雪が風に運ばれて舞い落ちる「風花」を、群馬などでは吹越という。俳人・加藤楸邨(しゅうそん)はこの語を好み、句集の題にもしている。「吹越に大きな耳の兎かな」。ちなみに俳優・吹越満さんの読みは「ふきこし・みつる」。
(2011年02月08日)
選択肢と割合
すいえつ | 22% |
ふいこえ | 13% |
ふっこし | 65% |
「不香」の花
答え
ふきょう
(正解率 42%)かおりのない花。また、それに例えた雪の異称。わかつきめぐみ「言の葉遊学(ことのはあそびがく)」に紹介されている。能「葛城」では「柴には不香の花を手折りつつ」とうたわれる。
(2011年02月09日)
選択肢と割合
ふか | 33% |
ふきょう | 42% |
ふこう | 25% |
白魔
答え
はくま
(正解率 31%)災厄をもたらす雪を白い魔物に例えた表現。雪を風流なものとして花に例えるのは雪の恐ろしさを知らない「暖国の風雅人」(鈴木牧之「北越雪譜」)で、雪国の人にとってはまさしく「白魔の猛威」(毎日新聞夕刊「近事片々」)が実感に近かろう。なお英国の作家マッケンに「白魔」と訳された短編があるが、読みは「びゃくま」で、雪とは関係ない(南條竹則訳、光文社古典新訳文庫)。
(2011年02月10日)
選択肢と割合
しろま | 3% |
はくま | 31% |
びゃくま | 67% |