書籍からの引用文に出てきた「関の声」という言葉。いったいなんだろう?と引っかかりましたが、しばらく考えてわかりました。「鬨(とき)の声」の引用間違いだったようです。
「鬨」は常用漢字表にない漢字なので、ルビ付きで「鬨の声」として直しました。引用文については原典が校閲記者の手元にないことも多く、すべてを確かめたくても確かめられない場合があります。しかしこのような「写し間違い」のパターンもありますので、やはり疑ってかからなければなりませんね。
「一体どうやったら間違う?」「『昨年8月以降は公の場に姿を見せず、塾考を重ねた』とあるのは『熟考』が正解。発見したAさん(=同僚)は想定外の漢字に、『一体どうやって変換したのだろう?』と首をかしげることしきり」
2013年1月...