「例え話」などであれば問題ないのですが、「たとえ~しても」と仮定する文章の場合、「たとえ」を「例」「例え」と書くのは誤りです。正しい漢字表記は「仮令」「縦令」ですが、一般的には平仮名で書かれます。
物事をいいかげんにしておくさまを表す「ゆるがせ」は漢字なら「忽せ」(新聞はひらがな)。ゆさぶる意味の「揺るがす」とは別の言葉です。間違いやすい漢字×揺るがせにする→ゆるがせにする(本来の漢字は「忽せ」)...
「あずかる」には、手元におく意味の他動詞「預かる」と、関与する意味の自動詞「与る」(新聞ではひらがな)の二つの使い方があります。「あずかり知らぬ」は「関知する」という意味の「与り知る」の否定形。「預かり知らぬ」という表記は辞書でも...
「身を持って知る」。このような「もって」は漢字では「以て」と書き、ひらがなが読みやすく適切です。ちなみに、この「…をもって」を丁寧表現にした「今月末をもちまして」などの言い方は、本来は誤りで過剰敬語だと明鏡国語辞典は指摘しています...