よくある同音異義語の変換間違いですが、恥ずかしながら校閲記者3人が見逃しました。「操業」とすべきところ、1行前にある「創業」が頭にすり込まれていたのか、気付くことができませんでした。
「1972年に創業を停止した」。これだけなら見逃さない!――と100%自信を持って言い切ることもできませんが、1行前にある「創業」、そしてさらに6行前にも「創業」が出てきており、創業、創業、と続いた後の「操業」だったのです。製鉄所の歩みに関して、事実確認をすべき事項もたくさんあって……というと言い訳でしょうか。創業・操業がどちらも事業に関する言葉だということも、見逃しの一因かもしれません。