「USB」は「ユニバーサル・シリアル・バス」の頭文字をとった略称で、パソコンと周辺機器を接続するための規格。「USBマウス」「USBキーボード」などいろいろあるので、「USBメモリー」を略すのであれば「USB」よりは「メモリー」のほうがよいでしょう。
とはいうものの、携帯式のいろいろな物が存在する中で、携帯電話を「携帯」と略すことは完全に定着しています。今回の事件の各社報道でも「USBを紛失」という書き方は多く見られました。「USB」というだけで多くの人がパソコンに差し込む記録装置を思い浮かべるのであれば、この略し方も許容されるのかもしれません。
日常会話ではよく「データをUSBに入れて……」などと言いますが、USBはあくまで規格名。このような文章で略す場合は「メモリー」の方が適切でしょう。...
