「未到」は主として業績・記録に、「未踏」は主として土地に、という使い分けで、前人「みとう」は新聞などでは「前人未到」とするのが主流です。
しかし「前人未踏」も誤りとは言いにくく、広辞苑では「未到」の項に「前人未到」の用例があり、「前人」の項では両方示しつつ「前人未踏」がメインになっています。
ただ「未踏」は文字通り「足を踏み入れていない」という意味合いが強く、「未到」はより抽象的な意味も含め「到達していない」というふうにとらえられます。そろえるなら「前人未到」がよいでしょう。
使い分け
みとう
未到〔まだ到達していない。主として業績・記録に〕
前人未到の境地・記録
未踏〔まだ足を踏み入れていない。主として土地に〕
人跡未踏の地・山