目次
弄ぶ
もてあそぶ
(正解率 93%)いじくること。「子供が人形を弄ぶ」などのほか、「沖縄県民の心を弄ぶ」など精神的な意味でも多用される。「もて遊ぶ」という表記が散見される。「もって遊ぶ」が語源とすると間違いとはいいにくいが、一般的には「弄ぶ」「玩ぶ」の漢字が当てられる。このほど弄が「ロウ」「もてあそ(ぶ)」の音訓で常用漢字に入った。
(2011年02月28日)
選択肢と割合
すさぶ | 3% |
まろぶ | 3% |
もてあそぶ | 93% |
大鼓
おおつづみ
(正解率 49%)「おおかわ」とも。能などで使われる楽器。ひな人形では五人ばやしの一人が手でたたく。これとは別に下に置いてばちでたたく太鼓(たいこ)がある。「おおづつみ」は間違い。
(2011年03月01日)
選択肢と割合
おおつづみ | 49% |
おおづつみ | 15% |
たいこ | 36% |
笏
しゃく
(正解率 75%)貴人が持つ細長い板。昔、裏にメモを貼り、発言の際カンニングペーパー代わりにしたという。ひな人形では男(お)びなが持つ。NHKアニメの「おじゃる丸」も持っている。笏の本来の読みはコツ。北海道・支笏湖のコツだ。骨の字と同音であることを忌み、長さがほぼ1尺であることからシャクの音になったという。さて、笏となるべき字が勺となっている場合がある。勺は容積、面積の単位なので、笏とは関係ない。
(2011年03月02日)
選択肢と割合
ざる | 16% |
しゃく | 75% |
たかつき | 10% |
「上巳」の節句
じょうし
(正解率 40%)「じょうみ」とも。もと、陰暦3月の最初の巳(み)の日。後に3月3日の桃の節句を表すようになった。巳の字は己、已と紛らわしい。己は「キ」「コ」「おのれ」の音訓を持つ常用漢字、已は文法で習う已然形(いぜんけい)の已で、巳と同じく常用漢字ではない。
(2011年03月03日)
選択肢と割合
じょうき | 41% |
じょうこ | 19% |
じょうし | 40% |
随身
ずいじん
(正解率 73%)「ずいしん」とも。平安時代のガードマン。ひな人形では右大臣、左大臣の一対が飾られる。ある漢字の本で「隋身」という間違いを発見。「隋」は中国の王朝だ。なおネットでは「随臣」という表記も多いが、これを認めている国語辞典は見いだせない。
(2011年03月04日)
選択肢と割合
ずいじん | 73% |
ずいみ | 13% |
つきみ | 15% |