読めますか? テーマは〈親鸞〉です。
目次
御正忌
ごしょうき
(正解率 61%)亡くなったのと同月同日のことで、故人を敬った言い方。特に浄土真宗で親鸞の忌日に行う仏事を表す。親鸞の命日は陰暦11月28日。この日まで各地で「御正忌報恩講」が行われる。ただし新暦に直して1月に行うところや、月遅れの12月に行うところもある。2011年は七百五十回忌。
(2011年11月28日)
選択肢と割合
おんせいき | 15% |
ぎょせいき | 24% |
ごしょうき | 61% |
愚禿
ぐとく
(正解率 54%)僧侶が自分をへりくだっていう語。また親鸞の自称。親鸞は自分を「僧にあらず俗にあらず。この故に禿の字をもって姓とす」とした。「愚禿鈔(ぐとくしょう)」という著述もある。なお、親鸞の鸞(らん)は中国の伝説の鳥を表す字。
(2011年11月29日)
選択肢と割合
おろかむろ | 21% |
ぐしゅう | 25% |
ぐとく | 54% |
門侶
もんりょ
(正解率 63%)一般的な国語辞典には見いだせない語だが、門弟と同じ意味で、特に浄土真宗で用いられる。親鸞の語録「歎異抄(たんにしょう)」によると、親鸞は弟子を一人も持たなかったという。しかし「親鸞門侶交名牒(きょうみょうちょう)」などの史料によると、教団が形成されていたことがうかがえる。侶は2010年に追加された常用漢字で「つれの者」との意味合いがある。
(2011年11月30日)
選択肢と割合
もんと | 13% |
もんりょ | 63% |
もんろ | 24% |
悪人正機
あくにんしょうき
(正解率 65%)悪人こそが阿弥陀(あみだ)仏に救済され往生を遂げるという意味。親鸞の教えを著した「歎異抄(たんにしょう)」の「善人なをもて往生をとぐ。いはんや悪人をや」という一節で有名。悪人とは煩悩を断てない人間のこととされる。つまり我々のことか。
(2011年12月01日)
選択肢と割合
あくじんしょうき | 21% |
あくにんしょうき | 65% |
あくにんせいき | 13% |
無明の闇
むみょうのやみ
(正解率 95%)「むみょうのあん」ともいう。悟りを得られない状態を闇夜に例えた仏教の用語。「無明」単独では「むめい」の読みを載せる辞典もある。親鸞の著書「教行信証(きょうぎょうしんしょう)」の冒頭で「無礙(むげ。無碍とも書く)の光明は無明の闇を破する慧日(えにち)なり」と、阿弥陀(あみだ)仏を光に例え救済を説く。闇は2010年、「やみ」の訓読みで常用漢字になった。
(2011年12月02日)
選択肢と割合
ぶめいのやみ | 3% |
むあけのやみ | 2% |
むみょうのやみ | 95% |