「造形美」「曲線美」など「○○美」という言葉は多く、「極彩美」もどのようなものか想像はつくでしょう。ですが手元の辞書には「極彩色」はあるものの「極彩」は載っておらず、より一般的な表現の方が望ましいとの判断で「極彩色の美しさ」に直しました。
「極彩色」は「ごくさいしき」と読み「いくつもの鮮やかな色彩を用いた濃密ないろどり。また、派手でけばけばしいいろどり」(明鏡国語辞典)という意味です。言葉としては「極」(はなはだしい)+「彩色」(色を付ける)という構造ですが、これを「極彩」+「色」と捉えてしまったために「極彩美」のような表現が生まれるのかもしれません。