毎日ことばplusメールマガジンvol.94

*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥…vol.94 *2024.11.26*
毎日ことばplusメールマガジン
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こんにちは。毎日新聞校閲センターです。

毎日ことばplusの会員の方へ、校閲記者の気になる出来事やサイトの注目コンテンツなどを週１回お送りします。

水野さん、神永さん対談

11月５日のメールマガジンで、ユーチューブチャンネル「ゆる言語学ラジオ」と言語学出版社の団体が協力してお薦めの「言語学本」を紹介するフェアが紀伊国屋書店などで開催されていることをお知らせしました。９日には紀伊国屋書店新宿本店４階の紀伊国屋ホールで、ゆる言語学ラジオの水野太貴さんと「日本国語大辞典」などの辞書編集者、神永暁さんとの対談イベントがありました。筆者は辞書関係のイベントに何度も参加してきましたが、ここまで広いホールで開催されるとは、驚きです。

ゆる言語学ラジオのファンも多かったでしょうし、国語辞典ファンも詰めかけました。横浜国立大で開催された、辞書を使ったゲームを楽しむという「図書館たほいや」に参加してから駆けつけたというつわものも。

九つの話題を１番から９番まで打順として組み、会場の人が挙手して希望した番号から話す――という趣向。というわけで、２人とも野球帽をかぶって登壇しました。いずれも面白い秘話ばかりでしたが、特に読者とのやりとりについてが多かったように思います。そういえば、広辞苑の編集者にインタビューした際も読者とのやりとりで答えに困ることがあるというエピソードがありました（辞書づくりは「ロマンある基礎研究」―広辞苑編集者に聞いた）。

一つの話題に10分話せば合計90分かかって終演してしまう計算になります。興に乗った神永さんが関連話をどんどん披露していくので九つ話しきれない……と心配しましたが、最後は駆け足ですべて紹介し終えました。盛りだくさんで濃厚な90分はあっという間でした。「言語学本フェア」会場ものぞき、辞書友達と感想を語り合いながら晩ご飯――余韻にひたりつつ帰途に就きました。

イベントは明後日、甲谷さんへの質問受け付け中！

毎日ことばplus有料会員の方向けオンラインイベント「ことば茶話」第８回は11月28日（木）午後７時から開催します。今回は新潮社校閲部の甲谷允人さんがゲストです。

有料会員の方には視聴URLをメールでお送りしますので、申し込みは必要ありません。現在まだ登録していない方も当日の午後６時までに有料会員登録をしてくだされば、こちらからメールで視聴URLをお送りします。

甲谷さんは雑誌や書籍の校閲に携わって14年目で、新潮社の「本の学校」などで講師もしています。ブログでは校閲論について書かれることも多く、毎日新聞の校閲記者にもファンがいます。毎日ことばplusへの寄稿では「AIと校閲」について真正面から語ってくださいました。
【甲谷允人さん寄稿】校閲とAI

今回は、出版社での校閲がどういうものか話していただき、甲谷さんの仕事論を深掘りしていきます。視聴者の方からの質問も募集していますので、甲谷さんに聞いてみたいことなど、こちらのフォームからお気軽にお寄せください。

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