*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥…vol.21 *2023.6.20*
毎日ことばplusメールマガジン
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こんにちは。毎日新聞校閲センターです。

毎日ことばplusの会員の方へ、サイトの注目コンテンツや校閲記者の気になる出来事などを週1回お送りします。

昔の職場写真

職場の後輩から「昔の活字を拾っていた時代の写真などはありませんか」と尋ねられました。毎日新聞のデータベースにもありそうでしたが、「そういう古い資料のことなら、あの資料魔の……」と思いついて、別室にいる先輩にメールで問い合わせました。1983年入社のその先輩、ものの10分もすると「こんなのがあるよ」と冊子を持って現れました。


これは1970年ごろ、会社見学に訪れる方のためにつくられた冊子だそうです。同じ建物内にあった印刷工場の写真や活字を組んでいく写真などの中に、校閲の写真(下)=手前の人物は「引き合わせ」中です=もありました。校閲の説明文(画像を拡大して見られます)を見ると、活版時代はとにかく誤植を防ぐ手間だけで大変だったのだなと感じます。

貴重な写真が見られて筆者も感激しました。それにしても、資料をため込む人は多いけれど、すぐに取り出せてこそ本当の資料魔なのですね……。この先輩の校閲の技術にも資料が生かされていることは言うまでもありません。

産経校閲記者を称賛するコラム

6月7日の産経新聞夕刊のコラム「西論プラス」に「校閲記者 新聞の正しさへ最後の砦(とりで)」と題するコラムが載りました。
西論プラス 校閲記者 新聞の正しさへ最後の砦(有料記事)

筆者は校閲から「5・15事件で暗殺された犬養毅が亡くなったのは5月15日でよいか。官邸のホームページでは首相在職期間が5月16日までになっている」という内容の問い合わせを受けたことがあるそうです。「校閲記者はここまで細かく丁寧に見ている」と感動してコラムを書いたといいます。

コラムの中で弊社校閲センターも「古豪」として紹介、「校閲力講座」に言及し、また、朝日新聞や産経新聞も校閲記者が発信していることを挙げてエールを送ってくださいます。

他社でも校閲記者が活躍している姿を垣間見て、心強く、勇気づけられました。

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