*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥…vol.11 *2023.4.11*
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こんにちは！　毎日新聞校閲センターです。

毎日ことばplusの会員の方へ、サイトの注目コンテンツや校閲記者の気になる出来事などを週１回お送りします。

最近の直しから

日ごろの実際の直しをお見せします。ごく普通（？）の直しを中心に。

濁点を入れたり外したり……。

漢字も抜けます……。後者は「軍政」にしたかったのかもしれません。

こちらは３月25日のコラムから。イラク戦争開戦から20年たったことについて「この日に岸田文雄首相がこう言ったという記事は見つからないなあ……よく話しそうなことではあるけれど」くらいで詰め切れていなかったところでした。が、読み直していて、は！と気がつき青ざめました。３月20日にはそもそも国会で答弁をしているはずがないのです。なにしろインド訪問中だったのですから。早版では時間がなかったので日付を削除し、別の日の発言だと確認されたので、最終版では20日より後の別の発言を載せました。

いずれも、校閲が読んでいったんはＧＯをかけたものですが、幸い紙面になる前に修正できました。一度ですべて直せればよいのですが、何度も読むこと、複数の目を通すことが大切なのです。

小学生の呼び方

毎日新聞では以前、子供の敬称・呼称について「○○ちゃん」を「９歳以下をめどとする呼称」と用語集に書かれているだけでした。2016年に見直し、

小学校入学前は「ちゃん」、小学校入学以降は「さん」とする。原則として「君」は用いないが、「君」以外では違和感があって使用する場合には高校卒業までを目安とする。

としました。

「君」から「さん」へ　男子児童・生徒の呼び方

小学校１年生や２年生はまだ幼く、「『さん』では違和感を持たれるだろうか」と迷いながらの決断でした。その後、他社で「さん」に変更したところもあり、例えば十勝毎日新聞は今年４月１日から変更するという社告を３月31日に掲載しました。

2023年３月31日十勝毎日新聞より

みなさんはどう考えますか。

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