*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥…vol.4 *2023.2.21*
毎日ことばplusメールマガジン
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こんにちは! 毎日新聞校閲センターです。

毎日ことばplusの会員の方へ、サイトの注目コンテンツや校閲記者の気になる出来事などを週1回お送りします。

中日新聞の校閲記者が本社を見学

2月16日、中日新聞の校閲部長、内藤哲宏さんと校閲記者の水谷夏奈恵さんが毎日新聞東京本社を訪れました。

校閲作業を見学しながら水谷さんは、案内役の校閲デスクに対して、何人で?どういう手順で?といったことはもちろん、図版は、サイトは……と熱心にメモを取りながら質問攻めにします。

こちらもいろいろ気になって逆質問。そんな中で一つ一つに「あ、それは必要ですよね」「あー、わかります!」など互いに共感の言葉が飛び交いました。

当日の社会面を校閲作業中だった校閲記者には、パソコン2台の使い分けなどを説明してもらいました。その校閲記者は入社2年目で「初めて他社の校閲の方とお話ししました!」と喜んでいました。

「教科書に1200カ所の訂正」報道に悲しむ声

読売新聞が2月18日朝刊で東京書籍発行の教科書「新高等地図」に約1200カ所の訂正があったことを報道。それだけでも校閲記者たちは自分のことのようにつらく感じるものなのですが、1面見出しの「在宅勤務 校閲に支障」にショックを受けました。

同紙の本文では「担当者が在宅勤務となり、校閲作業でコミュニケーションが取りにくくなった」「連絡手段が対面からメールや電話になったため、校閲作業で正確な指示や伝達ができなかった」とあり、校閲作業そのものではないように受け取れます。しかし、翌日の毎日新聞には「校閲作業が不十分になった」と直接的に書かれました。社を超えて校閲記者たちから「どういった工程だったのだろう」「とにかく切ない……」「東京書籍さんは今ごろ対応で大変だと思うけれど、今後こうしたことが起こらないように、検証・公開してくださらないだろうか」などの声が上がりました。

 

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