*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥…vol.92 *2024.11.12*
毎日ことばplusメールマガジン
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こんにちは。毎日新聞校閲センターです。

毎日ことばplusの会員の方へ、校閲記者の気になる出来事やサイトの注目コンテンツなどを週1回お送りします。

日米の選挙

「選挙イヤー」と言われる今年。10月には総選挙があり、11月は米大統領選でした。

このメールマガジンで紹介したように、10月の衆院選では「選挙班」が設けられて投開票翌日までフル稼働しました。

選挙に欠かせない「名鑑」。候補者の氏名、年齢、肩書など必要な情報が詰まっています。急な解散・総選挙で時間がないところ、過去の選挙の名鑑と照合したり生年月日などを確認したりしていったそうです。地道な作業でしたが、中には調べずとも分かる「新人なのに当選回数が入っている」「前職なのに当選回数がゼロ」といったものを見つけてびっくりしたことも。

米大統領選では特に「班」などはつくりませんでしたが、当日の刻々と変わる開票状況に対応すべく事前の準備もありました。例えば、毎日新聞の紙面やニュースサイトで使う地図(↓)をチェックしておいて、当日は当選確定が出たら色づけしていくだけ……にしていました。

トランプ氏は「次期米大統領」

米大統領選で当選を確実にしたトランプ前大統領。前回2020年大統領選では、投開票日の4日後にバイデン氏が「勝利宣言」をしてからも、接戦の州で結果がなかなかわからなかったり、トランプ氏が結果の無効を求めて提訴したりしたため、すぐにはバイデン氏を「次期大統領」と呼びにくかったのですが、今回はハリス氏は敗北を認めており、結果が覆る心配もありません。毎日新聞の外信部は投開票の週内にトランプ氏を「次期大統領」と書いてもいいと判断しました。
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