毎日ことばplusメールマガジンvol.91

*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥……‥‥*‥‥…vol.91 *2024.11.5*
毎日ことばplusメールマガジン
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こんにちは。毎日新聞校閲センターです。

毎日ことばplusの会員の方へ、校閲記者の気になる出来事やサイトの注目コンテンツなどを週１回お送りします。

こんな本読みました、新聞に書評も書きました

「ことばのつながり探し辞典」（三省堂）https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/dict/ssd13976
三省堂が2022年12月から刊行している「ことば探し辞典」シリーズの最新刊。文庫サイズで手帳のように手になじみ、カバーの色が可愛いので、シリーズそろえて手元に置きたい辞書です。

校閲記者としては「この言い方は合わないような……。あ、『を引く』にすればいいか」、文を書くときは「よく『ユーモア』って言葉を使っちゃうけどそればかりじゃ物足りないな……そうか、『持ち前のユーモア』『ユーモアを忘れない』と工夫できるぞ」――などと実用的です。違和感ないような言い回しが載せてあるので、「そうそう、この言い方するね」と「ことばのつながり」を思い出させてくれます。

そして、毎日新聞の10月19日朝刊書評欄「今週の本棚」に短評を書きました。署名はないので「校閲記者として」という書き方はできず、ちょっと悩みましたが。
「今週の本棚」（有料記事）

「新装版　京都ものがたりの道」（毎日新聞出版）https://mainichibooks.com/books/essay/post-681.html
著者は京都に長く暮らす三笠宮家の彬子さま。皇族の中でも特に行動力のある彬子さまですが、京都も警護の「側衛（そくえい）さん」とおしゃべりしながら歩いて回ります。歩いては小さな面白さに目を留め、気になれば調べ……道それぞれの魅力を描いています。

この本を手に京都の道歩きに出かけたくなって、うずうずしています。

イベント情報

ゆる言語学ラジオ×言語学出版社フォーラムフェア
ユーチューブチャンネル「ゆる言語学ラジオ」と言語学出版社の団体が協力してお薦めの「言語学本」を紹介するフェアです。昨年も紀伊国屋書店13店舗で開催しましたが、今年は紀伊国屋の店舗数が増え、他社店舗も参加しています。
11月30日（土）まで。
実施店舗など詳しくはこちらのサイトに。
「ゆる言語学ラジオ×言語学出版社フォーラムフェア2024」

謎専門書店「らんぷ堂」でおもしろ辞典＆事典フェア
辞典、事典と聞いただけで、行ってみなければと思った筆者。こぢんまりした空間に「海の辞典」「草の辞典」や「三省堂国語辞典から消えたことば辞典」といった見覚えのある“スキマ辞書”、また、「とり」「バラ」「月」といった「ちいさな手のひら事典」シリーズなどが並んでいます。実はここ、本来（？）は「世界一謎があるテーマパーク」をうたう施設の一つで、「脱出ゲーム」などが楽しめるところ。書棚に「広辞苑」があるかと思えば装丁が違うし箱だけ……「脱出」に使うアイテムのようです。
辞典＆事典フェアは12月1日（日）まで。
知識の海におぼれちゃう!? おもしろ辞典＆事典フェア
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